〒660-0893
兵庫県尼崎市西難波町1丁目3−5 千昌ビル
06-6416-6480
WEB予約
ヘッダー画像

歯周病

歯周病|吉竹歯科医院|JR立花駅徒歩15分、尼崎市役所すぐの歯科・歯医者

歯周病でお悩みの方へ

皆さん、次のようなお悩みはありませんか?

・歯がグラグラしている
・歯茎が腫れたり、出血したりする
・最近、口臭を指摘されるようになった
・長年治療を続けているのに、なかなか改善しない
・歯周病によって、すでに何本も歯を失っている

歯周病は、日本人が歯を失う主な原因のひとつです。令和4年の調査でも、歯周病に関連する所見が多くの方に認められており、身近な病気であることがわかっています。

また、歯周病はお口の中だけの問題ではありません。近年の研究では、糖尿病や心血管疾患、脳血管疾患に加え、認知症との関連も報告されています。大切な歯を守ることはもちろん、全身の健康を考えるうえでも、歯周病の早期発見と適切な治療が重要です。
 
一方で、歯周病は原因や進行の仕組みが明らかになっており、適切な治療と継続的なケアによって、進行や再発のリスクを抑えることが期待できます。
それでは、なぜ治療を受けても改善しなかったり、再発を繰り返したりするのでしょうか。
その背景には、大きく分けて2つの要因が考えられます。

毎日の生活習慣による影響

 

歯周病は日々の生活習慣とも深く関係する病気です。
歯科医院で適切な治療を受けても、ご自宅での歯みがきなどが不十分な状態では、細菌が再び増殖し、症状が悪化するおそれがあります。
また、喫煙や不規則な食生活、ストレスなども、歯周病の発症や進行に影響する要因です。
歯周病を改善し、健康な状態を維持するためには、歯科医院での治療だけでなく、毎日のセルフケアや生活習慣の見直しも欠かせません。

原因に合わせた歯科治療の重要性

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌が原因となって引き起こされる感染性の炎症疾患でもあります。
基本的な治療では、細菌の温床となる歯垢や歯石を取り除き、炎症の改善を図ります。
ただし、歯周病の進行度やお口の状態によっては、一般的なクリーニングだけでは十分な改善が得られない場合もあります。
そのため、歯周病の原因や進行状況を詳しく調べ、一人ひとりの状態に応じた治療を行うことが大切です。

当院では、歯科医院での専門的な治療と、ご自宅でのセルフケアの両面から歯周病の改善を目指しています。
長年の歯周病にお悩みの方や、再発を繰り返している方も、まずはお気軽にご相談ください。

一人ひとりのお口の状態に合わせた歯周病治療

歯周病は、歯茎の内側にある歯周組織で進行するため、見た目だけでは病状を正確に把握できません。
また、歯周病に関係する細菌にはさまざまな種類があり、お口の中の細菌の状態や症状によって、必要な治療も異なります。

当院では、精密な検査を通じて歯茎や歯を支える骨の状態、噛み合わせなどを総合的に確認します。
検査結果をもとに、患者さん一人ひとりに適した治療プログラムを立案し、歯周病の改善と再発予防に取り組んでいます。

ここからは、当院で行っている主な検査と治療についてご紹介します。

科学的な根拠に基づく検査・診断

咬合検査

噛み合わせの状態を調べ、それぞれの歯にかかる力のバランスを確認します。
特定の歯に過度な力が集中すると、歯を支える組織に負担がかかり、歯周病の進行に影響することがあります。
必要に応じて噛み合わせを調整し、歯や歯周組織への負担を軽減することで、治療後の安定した状態の維持を目指します。

歯周ポケット検査

歯と歯茎の間にある溝を「歯周ポケット」といいます。歯周病が進行すると、この溝が深くなる傾向があります。
検査では、「歯周プローブ」という細い器具を使用し、歯周ポケットの深さや出血の有無などを確認します。
健康な歯茎では、歯周ポケットの深さは一般的に1〜3mm程度です。4mm以上になると、歯周病の可能性が高まります。
歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度を把握し、適切な治療方針を検討するための重要な指標となります。

CT・レントゲン検査


歯周病が進行すると、歯を支えている「歯槽骨(しそうこつ)」が徐々に失われていきます。
骨の状態は外から確認できないため、レントゲンやCTによる画像検査を行います。
一般的なレントゲンは、歯や顎の骨の状態を二次元の画像で確認する検査です。一方、CTでは顎の骨を立体的に捉えられるため、骨の形状や吸収の状態をより詳しく調べられます。
当院では、必要に応じてCTを活用し、歯を支える骨の状態を把握したうえで、治療計画を立てています。

口腔内写真撮影

お口の中を撮影し、歯や歯茎の状態を記録します。
歯茎の腫れや磨き残し、歯並び、噛み合わせなどを視覚的に確認するほか、治療前後の写真を比較することで、症状の変化を把握するためにも役立てています。

歯周病の原因にアプローチする治療プログラム

歯周病の治療では、原因となる細菌を減らし、歯茎の炎症を改善することが基本となります。
当院では、検査結果や歯周病の進行度に応じて、適切な治療を組み合わせながら、お口の健康回復を目指しています。

歯科衛生士による専門的なクリーニング「PMTC」

毎日の歯みがきは、歯周病の予防と改善に欠かせません。しかし、歯と歯の間などの細かな部分には汚れが残りやすく、セルフケアだけですべてを取り除くのは困難です。
そこで当院では、歯科衛生士による専門的なクリーニング「PMTC」を行っています。PMTCとは、専用の器具を使って歯の表面に付着した歯垢や汚れを取り除く処置です。また、歯みがきでは除去できない歯石についても、専用器具による歯石除去を行います。
歯科医院での専門的なケアと、ご自宅での歯みがきを組み合わせることで、細菌が増殖しにくいお口の環境づくりを目指します。

歯を支える組織の回復を目指す「歯周組織再生療法」

歯周病が重度に進行すると、歯を支える骨が失われ、歯がグラグラと動くようになることがあります。
骨の吸収が大きい場合には抜歯が必要になることもありますが、歯や周囲の組織の状態によっては、歯を残すための治療を検討できます。
その選択肢のひとつが、「歯周組織再生療法」です。
歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた骨や歯周組織の再生を促し、歯を支える機能の回復を目指す治療です。
当院では、患者さんの症状や骨の欠損状態などを確認したうえで、適応に応じた再生療法を検討しています。

GTR法

GTR法は、歯周病によって失われた歯周組織の再生を促す治療法です。
歯を支える骨や歯周組織には再生する力が備わっていますが、自然に元の状態まで回復することは容易ではありません。
その理由のひとつが、歯肉と骨では組織が再生する速度が異なることです。歯肉の方が速く増殖するため、骨が再生するためのスペースが十分に確保されにくくなります。
GTR法では、「メンブレン」と呼ばれる特殊な膜を使用し、骨などの歯周組織が再生するためのスペースを確保します。
歯肉が入り込むのを防ぎながら、失われた歯周組織の再生を促します。

エムドゲイン/リグロス

エムドゲインとリグロスは、歯周病によって失われた骨や歯周組織の再生を促す、ゲル状の薬剤です。
治療では、歯肉を切開して歯石や汚れを取り除いた後、骨が失われた部分に薬剤を塗布します。
エムドゲインは、歯の発生過程に関わるたんぱく質を含み、歯周組織の再生を促します。一方、リグロスは、細胞の増殖や血管の形成を促す成分を含み、組織の回復をサポートします。
どちらも歯を支える組織の再生を目指す治療ですが、使用する薬剤や適応条件が異なります。当院では、歯周病の進行度や骨の状態を確認し、患者さんに適した治療法を検討します。
なお、リグロスは一定の条件を満たす場合、保険診療での治療が可能です。

フィブリンゲル

フィブリンゲルは、患者さん自身の血液から作製するゲル状の素材です。
血液に含まれる成分を利用して、傷口の治癒や組織の再生を促すことを目的としています。
ご自身の血液を使用するため、他人由来の素材による免疫反応などのリスクを抑えられる点が特徴です。
当院では、厚生労働省の定める必要な手続きを踏んだうえで、フィブリンゲルを用いた再生療法を行っています。

歯周ポケットの奥深くまで清掃する「歯周外科治療」

歯周病が進行すると、歯と歯茎の間にある歯周ポケットが深くなり、その内部に歯石や細菌が蓄積しやすくなります。
特に、歯周ポケットの奥深くに付着した歯石は、通常の器具では十分に取り除けないことがあります。
歯石や細菌が残った状態では炎症が続き、歯を支える骨の吸収がさらに進むおそれがあります。
こうした場合に検討するのが「歯周外科治療」です。
歯肉を切開するなどして、通常の処置では届きにくい部分を直接確認しながら、歯石や感染した組織の除去を行います。

FOP法(フラップ手術)

FOP法は、歯周ポケットの深い部分に付着した歯石や汚れを取り除くための外科治療です。
歯肉を切開して歯の根の表面を露出させ、通常の器具では届きにくい部分に付着した歯石や細菌を丁寧に除去します。
清掃後は歯肉を元の位置に戻して縫合し、組織の回復を待ちます。
炎症の原因を取り除くことで、歯茎の状態を改善し、歯周ポケットを浅くする効果が期待できます。

ルートセパレーション

奥歯には、歯の根が複数に分かれているものがあります。
歯周病が進行し、根の分かれ目にある骨が失われると、その部分に歯石や細菌が入り込みやすくなります。
根の分かれ目は構造が複雑なため、通常の器具では十分な清掃が難しい場合があります。
ルートセパレーションは、こうした奥歯の根を2つ、または3つに分割し、清掃しやすい状態に整える治療です。
根の周囲に付着した歯石や汚れを取り除いた後、必要に応じて被せ物を装着し、噛む機能や見た目の回復を図ります。

歯茎の退縮を改善する「歯肉移植術」

歯周病が進行すると、歯を支える組織が失われ、歯茎が下がる「歯肉退縮」が生じることがあります。
歯茎に腫れがある場合には、治療によって炎症が落ち着くことで、もともと生じていた歯肉退縮が目立つようになることもあります。
歯茎が下がると歯が長く見えるだけでなく、歯の根の一部が露出し、冷たいものがしみるなどの知覚過敏につながる場合があります。
当院では、歯肉退縮の状態に応じて「歯肉移植術」を行っています。
歯肉移植術は、歯肉を移植することで、下がった歯茎の形態や厚みの改善を目指す外科治療です。
歯茎の状態や退縮の程度を詳しく確認し、適応を判断したうえで治療を進めます。

継続的なサポートを実現する「歯科衛生士担当制」

歯周病の改善と再発予防には、歯科医院での治療に加え、日々のセルフケアや生活習慣の見直しが重要です。
そこで当院では、一人ひとりの患者さんに専任の歯科衛生士が付く「歯科衛生士担当制」を採用しています。
毎回同じ歯科衛生士が担当することで、お口の状態や症状の変化を継続的に把握しやすくなります。
また、歯みがきの癖や生活習慣なども踏まえながら、それぞれの患者さんに合ったケア方法をご提案しています。
さらに、当院では歯科衛生士も「マイクロスコープ」と呼ばれる歯科用顕微鏡を活用しています。
肉眼では確認しにくい細かな部分を拡大して観察することで、磨き残しや歯石をより詳しく確認し、精密なケアにつなげています。

歯周病のセカンドオピニオンにも対応しています

「長年治療を受けているのに、歯周病がなかなか改善しない」
「すでに何本か歯を失っているので、残っている歯はできるだけ守りたい」

こうしたお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯周病は再発しやすい病気ですが、原因や現在のお口の状態を改めて確認することで、治療の選択肢が見つかる場合があります。
当院では、現在受けている治療について別の視点から意見を聞きたいという方に向けて、セカンドオピニオンも受け付けています。なお、セカンドオピニオンは自費診療でのご案内となります。
歯周病の治療では、歯科医院での専門的な処置だけでなく、毎日の歯みがきや定期的なメンテナンスも大切です。

当院では、患者さんと一緒にお口の状態を確認しながら、無理なく継続できるケアや治療方針を考えていきます。
歯周病について不安や疑問がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

歯科医院からのメッセージ

歯周病は、適切な治療と継続的なケアによって、進行を抑え、健康な状態の維持を目指せる病気です。
近年では歯周病治療の技術も進歩し、以前は抜歯が必要と考えられていた症例でも、歯を残すための治療を検討できる場合があります。
ただし、歯周病の改善には、歯科医院での治療だけでなく、患者さんご自身の取り組みも欠かせません。
毎日の丁寧な歯みがきや定期的なメンテナンスを続けることが、歯周病の再発を防ぎ、大切な歯を守ることにつながります。

また、歯周病はお口の中だけの問題ではありません。
近年の研究では、糖尿病や心血管疾患、脳血管疾患、早産・低体重児出産など、全身の健康状態との関連が報告されています。
お口の健康を維持することは、全身の健康を考えるうえでも大切です。
「歯周病が進んでいるから、もう手遅れかもしれない」と諦める必要はありません。
まずは現在のお口の状態を正しく把握し、できることから治療とケアを始めていきましょう。
当院では、患者さん一人ひとりのお悩みに寄り添いながら、大切な歯をできるだけ長く守るためのサポートを行っています。